2008年6月22日日曜日

生きた化石ホソエガサ確認 県内で47年ぶり

 西海パールシーセンター(佐世保市)が南九十九島沿岸で今月実施した海藻調査で、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されているホソエガサを初めて確認した。本県で確認されたのは一九六一年に長崎市野母崎地区で見つかって以来四十七年ぶりという。

 カサノリの仲間で全長三センチほど。波が穏やかな砂地で貝殻の上などに生える。細長い茎と、カップ状の傘の愛らしい姿にちなみ英名は「マーメイド(人魚の)ワイングラス」。数億年前には広く分布していたことから「生きた化石」とも呼ばれている。

 同センター九十九島調査室の野添裕一さん(24)によると、かつては富山湾を北限に広く分布していたが一九六〇年ごろには見られなくなった。貝殻が土砂などに覆われると生育できず、近年の沿岸域の開発などで生育場所が減少している。調査では干潟など二カ所でカキ殻などに付着しているのを発見した。

 野添さんは「非常に貴重な種が脈々と生き続けるのは九十九島の沿岸環境が良好であることを示している。絶滅させないよう保全したい」と話している。

出典:長崎新聞

果実やワイン輸出拡大への活動紹介

横内知事が輸出促進協で報告

 全国の都道府県などで構成する「農林水産物等輸出促進全国協議会」の総会が20日、都内のホテルで開かれ、横内正明知事が果実やワインの輸出拡大に向けた県の取り組みを報告した。

 県によると、横内知事は、台湾の国際食品見本市「フードタイペイ」で自ら行った県産果実のPR活動や、甲州ワインがフランスのシラク元大統領の退任パーティーで使用されたエピソードを披露。県として今後も輸出先の開拓や輸出品目の拡大に取り組む姿勢を示す一方、中国への桃やブドウの輸出解禁に向けた検疫協議の推進を国に求めた。

 総会には同協議会の名誉会長を務める小泉純一郎元首相や若林正俊農林水産相らも出席。同協議会総会で知事が活動報告を行うのは初めてという。

出典:山梨日日新聞

中央道SAでワイン販売 ただし宅配のみ

 中央自動車道・上りの談合坂サービスエリア(SA、山梨県上野原市)で7月から、山梨特産ワインの販売が始まる。中日本高速道路がSAの個性化を図ろうと導入するが、現物は取り扱わずに宅配し、飲酒運転を防ぐ。同社管内では初めての試みで、今後、地元銘酒販売を他のSAでも展開したいとしている。

 ワインは、甲州市勝沼地区や周辺にワイナリーがある蒼龍葡萄酒▽アルプスワイン▽大和葡萄酒▽ルミエール▽中央葡萄酒▽白百合醸造-の6社の計14種類。1000円台~3000円台の比較的手ごろな価格の赤白ワインを扱う。販売コーナーにパネル写真を並べて注文を受け付けるほか、ファクスでも受け付ける。

出典:MSN産経ニュース

赤ワイン:塩尻ワイナリー「信州メルロ2004」、仏国際コンクールで銀賞 /長野

力強くまろやか 生まれも育ちも塩尻、ブドウ農家と協力作品

 塩尻市の約40軒のブドウ農家が栽培するメルロー種を使い、サントリー塩尻ワイナリーが醸造した赤ワイン「信州メルロ2004」がこのほど、仏ボルドーで開かれた国際ワインコンクール「レ・シタデル・デュ・ヴァン」で銀賞を獲得した。92年に始まったコンクールには今回、世界30カ国から1170点が出品されたが、日本のワインでは唯一の受賞となった。

 塩尻市は昼夜の寒暖差があり、日照時間が長く雨が少ないため、国内のブドウ作りの適地として知られる。

 受賞ワインのブドウを同市広丘郷原で栽培する県のワイン委員、小口盛夫さん(68)は、年明けの剪定(せんてい)、枝を棚に留める作業、間引き、満遍なく日光を当てるための房の整理、そして秋の収穫と、1年を通じて丹念にブドウを育ててきた。中でも04年のメルローは、夏の暑さと十分な日照時間を得られたため、糖度が高く、酸味も適度に下がって高品質なブドウに仕上がった。

 醸造元の塩尻ワイナリー(同市大門)は1936年の設立で、これまで県産ブドウ100%のワインを造り続けてきた。「信州メルロ2004」は地元農家が栽培、地元ワイナリーが醸造、瓶詰めまでの行程を行っており、まさに塩尻で生まれ育ったワイン。メルロー種らしく口当たりは柔らかで、豊かな果実味とタンニンが調和し、力強くまろやかな味わいだ。

 「ブドウ栽培が好きだから続けられるんです。ある程度、自然に任せ、化学肥料をなるべく使わないように工夫をしています」と小口さん。塩尻ワイナリーの渡辺直樹技師長(43)は「ブドウ農家と協力して造った共同作品。受賞はとても光栄です」と笑顔で話した。

出典:毎日新聞

本格豚肉料理と自家製ソーセージ&ワインが愉しめる恵比寿「あいびき」が人気沸騰中!

2003年オープンの蒸し物を看板にしたお店、恵比寿 「頂(いただき)」を経営する有限会社ロックハンズ(渋谷区恵比寿、代表取締役・菊池英樹氏)が2007年10月にオープンした本格豚肉料理と自家製ソーセージ「あいびき」が話題を呼んでいる。

「あいびき」という屋号と、ガード下の立ち飲み屋的な店構えで目をひく店は、オープン時より地元で注目されていた。店長の村上武士氏によると、「あいびき」という面白い屋号には、“人と人のつながりを大切にしたい”という想いが込められているそうだ。実際にこの店を介して、久しぶりの再会をしたり、恋人ができたり、仕事のパートナーができたり、そんなつながりが生まれているとか。

店内はカウンター8席に、テーブル席2卓とかなりこぢんまりとしているが、アットホームは雰囲気が漂っている。カウンターに立つ村上氏とお客さんの距離の近さも魅力で、一人でふらっと立ち寄ることもできる。そして、本格豚肉料理と自家製ソーセージが目玉の店だけあって、カウンター内には自家製ソーセージが束になってぶら下がっており、まさに肉屋といった様相。

豚肉を使った料理は、お通しに手作りフォカッチャと豚レバーペーストを用意し、あいびきに来たなら食べていってほしいという自家製ソーセージ盛り合わせ(1,200円)、豚モツの煮込み(560円)、スペイン産!ハモンセラーノの生ハム(1,000円)などお酒にぴったりなラインナップだ。メインには、あさりを使った汁をベースにしたソーセージ鍋(2人前2,600円)も愉しめる。箸休めもできる酢キャベツやおからのサラダなど、お肉との相性バッチリな野菜メニューも豊富だ。お酒はビール、焼酎、ワインをはじめ、自家製お酢ドリンクが並ぶ。お酢はブルーベリー、ゆず、しょうがなどすっきりといただけるものになっている。

オープンから8ヶ月がたち、村上氏は「ソーセージの種類をもっと増やして、世に出していきたい。そして、テイクアウトや販売などをどんどん広げていきたい」と意欲を見せている。

出典:フードスタジアム

夜景眺めグイッ! 岐阜都ホテルビアガーデン

 岐阜市長良福光の岐阜都ホテルのビアガーデンが20日、オープンした。初日はあいにくの雨模様となったが、仕事帰りの左党たちでにぎわった。9月7日まで。

 市内の夜景が一望できる同ホテル11階の会場では、世界のビールやワインなど豊富な飲み物を用意。今年はオリンピックにちなみ、中国、ギリシャなどの世界の料理25種類以上が並ぶビュッフェと、シェフが会場で調理するジンギスカン、鮎の干物なども用意されている。

 営業時間は午後6時から同10時まで。2時間制の飲み放題、食べ放題で、料金は大人6000円、小学生から19歳まで3500円、4歳―6歳は1000円。

 予約、問い合わせは同ホテル、電話058(295)3100。

出典:岐阜新聞

ブランド一新記念「41(余市)」ワイン 日本清酒発売へ

 「余市ワイン」を製造販売する日本清酒(札幌)は七月一日、白ワイン「ブレンドナンバー41」を発売する。

 同社は今年、余市ワインの既存商品のラベルを一新したほか、後志管内余市町の醸造所敷地内に試飲施設を新設。こうした「ブランドリニューアル」を記念し、新商品を発売する。

 商品名にある「41」は「余市」にちなんで命名。原料のブドウ品種には余市産ミュラートゥルガウを100%使用し、アルコール分は12%。やや辛口で酸味の効いた味わいという。七百二十ミリリットル入りで、希望小売価格は余市ワインでは格安の九百二十円。全道の量販店などで販売する。問い合わせは同社(電)011・221・7109へ。

出典:北海道新聞

有形文化財に県内12件を追加

 国の文化審議会(石沢良昭会長)は20日、岩の原葡萄(ぶどう)園第一号石蔵(上越市北方)など本県の12件を含む170件を建造物分野の登録有形文化財とするよう渡海紀三朗文部科学相に答申した。本県の登録有形文化財は305件となった。

 県内で対象となったのはほかに、燕市燕の玉川堂の店舗と土蔵など4件、新潟市北区白新町の石動神社の本殿と拝殿、同所の古峯神社本殿、同区葛塚の稲荷神社本殿など3件、同所の開市神社拝殿。

 同葡萄園の石蔵は、創業者の川上善兵衛氏が1895年に建設した国内で最も古いワイン貯蔵庫。上越市三和区で産出した大光寺石が使われている。第二次世界大戦前までは、地下水の冷気で石蔵の中の温度を調節していた。今もワイン倉庫として使われている。

 萩原健一社長は「いいワインを作りたいという創業者の思いがこもったものを、永く受け継いでいきたい」と話した。

 玉川堂は江戸時代から続く鎚起(ついき)銅器の工房で、店舗は明治末期の建設。通りに面した部分に雁木が設けられ、伝統的な街路景観を整えている。7代目の玉川基行社長は「燕の金属産業史の面からも保存していきたい」と話す。

 本県以外では、世界的建築家の故丹下健三氏が設計した「墨会館」(愛知県一宮市)や、石炭産業で栄えた北九州の歴史を伝える「旧古河鉱業若松ビル」(北九州市)などが登録される。

出典:新潟日報

新橋駅前の風物詩、屋上ビアガーデンがオープン-エンタメ強化

 今年も新橋駅前ビル1号館屋上のビアガーデン「汐留ガーデン・リゾートレストラン」(港区新橋2、TEL 03-3574-6409)が営業を開始した。運営は、ショーレストランなどを手がけるエー・プロジェクト・サービス(港区)。初日の6月13日は金曜日ということもあり、ひと足早い夏を楽しもうという近隣の会社員らで満席となった。

 35年の歴史を誇る同ビアガーデンは、30周年記念の2000年に長年親しまれてきた「新橋ビアガーデン」から「汐留ガーデン・リゾートレストラン」に改名。会社帰りに立ち寄れる「ビルの谷間のリゾート」の演出に取り組んできた。改名後6年目を迎える今年は、「サーカス的祝祭空間の現出」「大人の夜の遊園地」をテーマに、これまでの外国人ダンサーによるセクシーダンスショーのほか、バンド演奏や芸人によるパフォーマンスを強化するなど、ステージでのエンターテインメントを充実させた。

 フードメニューも見直し、「夏の暑い日にビールがおいしく飲めるようなメニューを工夫した」(エー・プロジェクト・サービス広報)。夏のおつまみの定番「枝豆」(620円)をはじめ、「春雨のスパイシーサラダ」(850円)、「タコライス」(1,000円)、「ナンタコス」(1,100円)などスパイシーフードも豊富にそろえる。豚バラ、ラム、各種野菜、さぬきうどんをジンギスカン鍋で焼く豪快な「オリジナルバーベキュー」(1,700円)の「人気が高い」(同店)。

 ビールは、「中ジョッキ」=750円、「ピッチャー(1,800ミリリットル)」=2,900円。そのほか、サワー(600円)、カクテル(各700円)、グラスワイン(650円)、ワインボトル(3,500円)なども。同店では、「気まぐれサービスタイム」も実施。その日の様子や「店の気分で」(同社広報)中ジョッキが700円に、ワインボトルが3,000円になったりするほか、「どんどんエスカレートしている」(同)という。21日は19時までに入店すると、最初の1杯が無料になる。

 利用客は新橋界隈の会社員が中心で、同僚や上司と部下が連れ立って訪れる姿が多く見られる。女性客も少なくなく、中にはショータイムに登場する「女王様」の指示で、OLが上司の男性を「日ごろのうっぷんを晴らすかのように」(同)むち打つシーンも。外資系企業に勤める外国人客も多い店内は開放的な空気で、客同士が意気投合して合流することもある。

 同店は創業以来、「都会のオアシス」として近隣の会社員らに親しまれており、昨年は近年最高となる約8,000人の利用客があった。

 営業時間は18時~23時。日曜・祝日定休(天候による休業あり)。入場にはショーチャージ1,000円が必要。今年の営業は9月半ばまを予定。

出典:銀座経済新聞

21日、渡辺果樹園のブドウ畑で房づくり体験とキャンドルコンサート

三条市井戸場、渡辺果樹園(渡辺康弘さん経営)は21日、ことしも同園のブドウ棚の下で日中は「ぶどうの房づくり体験」、夕暮れから「ぶどう畑のキャンドルコンサート」を開くので、来場を呼びかけている。

頭上の棚に青々とした葉を茂らせたブドウ畑の緑のシャワーを浴びながら、栽培の作業の一端を体験、楽しんでもらおうと毎年開いている。

「ぶどうの房づくり体験」は午前10時から午後5時まで。房づくりは、一粒をより大きく甘くし、形のいい房を作るために成長中のブドウの粒を間引く工程で、まだ緑色の房の中から自分の房を選んで好みの形に整えてもらう。

同時にその房のオーナーになり、9月に収穫も体験してもらう。参加費はブドウの王様「巨峰」が1房400円、甲府生まれの「ロザリオビアンコ」が1房700円。

「ぶどう畑のキャンドルコンサート」は午後6時半開演。300本のキャンドルをともした幻想的なブドウ畑で、フルートとギターの演奏を聴く。

出演は昨年と同じで、フルートは埼玉県在住の浅利守宏さん、ギターは新潟市在住の中村博さん。また、21日は「夏至」にあたり、全国各地で行われる100万人のキャンドルナイトにも協賛する。

キャンドルコンサートの入場は予約が必要で、入場料はおとな1,800円。三条市の金子農園の米粉ピザと巨峰1房引換券が付く。小学生以下は無料。また、園内では金子農園の米粉を使用したパンを販売する。

コンサート会場にはシートを敷くが、好きなテーブルやイスを持ち込んでもいい。弁当や飲み物などの持ち込みも自由だ。

キャンドルやスピーカーなどの準備をする渡辺さんは、「車の運転をしない人であればアルコールの持ち込みもオーケー。ブドウ棚の下でワイングラスを傾けるのもおつなものです」。コンサート前ならバーベキューも可能で、大勢の人に楽しんでもらえればと来場を呼びかけている。問い合わせやキャンドルコンサートの予約は、渡辺果樹園(電話:0256-34-5470)へ。

出典:ケンオー・ドットコム