2008年5月10日土曜日

ワイン「川西の朝露」、原料は川西特産のイチジク--9日発売 /兵庫

フルーティーな甘口仕立て

 川西市特産のイチジクを原料にしたワイン「川西の朝露」(720ミリリットル、1350円)が山梨県の醸造元でこのほど出来上がり、市内に入荷した。今年から醸造元を変更。従来より酸味が少なくなり、一層飲みやすくなったという。9日から市内の酒販店などで販売される。

 川西は130軒の農家が年に400トンを生産するイチジクの特産地。生産農家とJA兵庫六甲などが連携して1993年からワイン作りに取り組み、95年から発売してきた。従来は長野の業者に醸造を委託していたが、昨年、山梨の業者に試作してもらったところ好評だったため醸造元を変更した。

 昨年9月に収穫した完熟イチジク約25トンを原料に4300本が出来上がった。フルーティーな甘口仕立て。色は昨年よりピンクに近くなった。JA兵庫六甲は「これまでより一層、飲みやすく、おしゃれになった。女性にぴったりでは」と期待を込める。

出典:毎日新聞