フランスのボルドー(Bordeaux)ワインを飲んで地球を温暖化から救う試みを、ノルウェーのワイン輸入業者Bevcoがスタートさせる。
29日のBevcoの発表によると、この試みはBIB(バッグ・イン・ボックス)と呼ばれる紙パック入りの仏ワイン「シャトー・ル・クリュゾー(Chateau Le Cluzeau)2006」をノルウェー国内で1パック販売するごとに、同社が18キロ分の二酸化炭素(CO2)に相当するカーボンクレジット(二酸化炭素排出権)を購入するというもの。これはBIB1パックの製造・輸送過程で排出されるCO2量のおよそ6倍に相当するという。
カーボンクレジット取引で得た利益は、ノルウェーの非政府組織(NGO)「Framtiden i vaare hender(The Future in Our Hands、未来は我々の手に)」に寄付され、途上国のクリーンエネルギー対策に活かされるという。
BIBパックは、内側に特殊プラスチック製の袋を施した紙製のパッケージで、容量はワインボトル3本分に相当する4リットル。
ノルウェーでの「シャトー・ル・クリュゾー2006」販売は3日から。
出典:AFPBB News