大阪市福島区の大阪大学医学部附属病院跡地で「水都・大阪」再生をテーマに整備されてきた「ほたるまち」が5月2日、街開きのセレモニーを行い「ABCホール」「堂島リバーフォーラム」と一部商業施設がオープンした。同時に大阪府の事業である船着場「福島港(ほたるまち港)」も開港した。
「ほたるまち」は、UR都市機構のコーディネートのもと、朝日放送、ビープラネッツ、オリックス不動産ら8社による水都・OSAKA αプロジェクトとして進められてきた。エリア内は「朝日放送新社屋」「ABCホール」、多目的ホールの「堂島リバーフォーラム」、50階建て556戸の超高層マンション「The Tower Osaka」、高級賃貸レジデンス「RIVER RESIDENCE DOJIMA」、商業施設「堂島クロスウォーク」などで構成される。
ABCホールは258席の多目的ホールで、ラジオやテレビの公開番組収録や、演劇、演芸、音楽、映画など幅広い催しに対応する。5月2日からは「中之島演劇祭2008」と題し、6月22日まで8劇団が順次公演を行うほか、5月6日~毎週火曜は「新婚さんいらっしゃい!」の公開収録を行う。堂島リバーフォーラムは着席1,200人、スタンディング2,000人収容の平土間式多目的イベントスペース。5月22日~25日には「ZARD What a beautiful memory 2008」を行う。
商業棟と「The Tower Osaka」の低層部分からなる27店舗の複合商業施設「堂島クロスウォーク」は、2日オープンの「大丸ピーコック」を皮切りに、6月1日にはオーストラリア発のフレーバーコーヒーストア「グロリアジーンズコーヒー」やドラッグストア、クリニック、保育園が、6月26日には「ねぎ焼 やまもと」や、ベルギービールの店「フェイフ ドルフィンズ」、和カフェ、ワインレストラン、和食、中華レストラン、寿司屋などがオープンする。
今後、「慶應大阪リバーサイドキャンパス」や「大阪芸術大学ほたるまちキャンパス」もほたるまち内に開設を予定している。
出典:高崎経済新聞