2008年5月10日土曜日

高級スーパー、出店加速・都市部の高齢者など照準

 食品を中心に価格が高めの商品をそろえた高級スーパーが相次ぎ店舗数拡大に乗り出す。首都圏地盤の成城石井(横浜市)は現在の約50店を3年内にも100店にし、J・フロントリテイリングも傘下のスーパーの高級店を増やす。家計の節約志向が強まりスーパー全体の売上高が伸び悩むなか、都市部の高齢者などの富裕層取り込みを狙う。

 高級スーパーは商品の平均単価が200円前後の一般的なスーパーより2―3割高いのが特徴。高級食材を使った総菜やデザート類、1万円超のワインなども販売。都市部を中心に生活にゆとりのある層の利用が増えている。

出典:日本経済新聞