2008年2月2日土曜日

ウィル・スミス、「ワイン界を騙した男」をプロデュース

ウィル・スミス、「ワイン界を騙した男」をプロデュース

 ウィル・スミスの製作会社オーバーブルック・エンターテイメントとエスケープ・アーティスツとが、近日出版予定のベンジャミン・ウォレス著“The Billionaire’s Vinegar”のオプション権を取得した。

 この著作は、トーマス・ジェファーソンが所有していたと言われるワインの秘蔵品がオークションにかけられた際、偽物だと糾弾されたスキャンダルについて書かれた作品。この春、クラウン社から出版されることになっている。

 映画は『幸せのちから』チーム、つまりウィル・スミス、トッド・ブラック、ジェームズ・ラシター、ジェイソン・ブルメンタル、スティーヴ・ティッシュによってプロデュースされることになる。 このチームは、ガブリエレ・ムッチーノ監督、ウィル・スミス主演で3月10日から制作が開始される“Seven Pounds”も手がける。

 オーバーブルック・エンターテイメントとエスケープ・アーティスツは両社ともコロンビアとファースト・ルック契約を結んでいるが、この本については独自に映画化権を取得した。

 “The Billionaire's Vinegar: The Mystery of the World's Most Expensive Bottle of Wine”は、フォーブス家の一人が、1985年、ロンドンのクリスティのオークションで、フランスで発見されたジェファーソン秘蔵の1787年もののワイン、シャトー・ラフィット・ボルドーを15万6000ドルで競り落としたところから話が始まる。 ラシターは「僕にとってこの映画は、ワイン界を騙した男についての謎を解く話だ」と語っている。

出典:Variety Japan