2008年2月2日土曜日

「飲む前に牛乳で胃に膜張れば悪酔いしない」は本当?

「飲む前に牛乳で胃に膜張れば悪酔いしない」は本当?

 忘年会に新年会、送別会に歓迎会、花見に花火と一年中通して酒を飲む機会が多い日本人。アルコールには弱いが、どうしても断れない酒席がある場合、なんとか悪酔いだけは避けたいと思うこともあるだろう。

 「酒を飲む前に牛乳を飲んでおくと、牛乳が胃に膜を張ってくれるので、アルコールが吸収されにくく悪酔いしにくい」という説を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。いかにも牛乳で胃を“コーティング”するような印象を受けるが、実際のところはどうなのか?

 都内で内科を営む医師によると「牛乳を飲むと確かに胃に膜は張りますが、水分を摂ると一瞬で流されます。“膜が張ることで酔いにくくなる”というのは俗説でしょう。しかし肝臓がアルコールを分解するには、たんぱく質や脂質、ビタミンなどを必要としますので、牛乳やチーズなどを摂取することによって肝臓の働きを助け、アルコールの分解を早めるといった効果はあると思います。牛乳を飲むことで空腹時の飲酒を避けられるという利点もありますが、牛乳に限らず事前に何か食べておくことが大切でしょう」とのこと。

出典:アメーバニュース