2008年2月2日土曜日

キーコーヒー、発売30周年を機に「トアルコトラジャ」のブランドを一新

キーコーヒー、発売30周年を機に「トアルコトラジャ」のブランドを一新

 キーコーヒーは、高品質主義の企業理念を具現化したフラッグシップ商品「トアルコトラジャ」のブランドを一新、ロゴも新たに新生トアルコトラジャを発売する。

 「トアルコトラジャ」は1978年の発売以来、今年3月で30周年を迎える。トラジャ事業は直営農園でのコーヒー栽培のみならず、地域の発展に貢献するCSR事業という側面をもち、30年を経て直営農園と現地生産農家との協力体制による地域一体型事業として確立したとのこと。そこで、キーコーヒーではさらにおいしいコーヒーを提供するため、(1)「コーヒー生産地の標高」、(2)「品質規格」、(3)「焙煎」--をより厳格なものに変え、「香り」と「甘み」が格段に向上した新生トアルコトラジャを生み出したという。また、発売以来親しまれてきたトラジャ地方の伝統的家屋「トンコナン」をモチーフとしたブランドロゴも、現代的にリニューアルする。

 30年にわたる地域社会との共生、生産者への栽培技術指導によって、栽培条件に優れた1300m級の高地でも安定的にコーヒーの生産が可能になったとのこと。新生トアルコトラジャ製品は、直営農園産に加えて、高地の協力生産農家によって栽培された、より高次に進化した高品質コーヒーに生まれ変わるという。

 トアルコトラジャは「標高」、「スクリーンサイズ」、「欠点数」のすべての項目に世界の高品質コーヒーに適用されている厳しい規格を設定、加えて熟練したカップテスターによる味覚チェックを行っている。これらの項目すべてに品質基準を定めている生産国はなく、まさにトアルコトラジャが高品質コーヒーである証明といえる。

 トアルコトラジャの持ち味である甘みと酸味を最大限に引き出すために、焙煎機の排気量の調節と焙煎時間の組み合わせによって最適な焙煎プロファイルの開発に成功。また、ストレート品の焙煎については、キーコーヒーの技術者のなかでも最高技術を習得した技術者のみが専任で行っているという。

 焙煎される前のトアルコトラジャの生豆は、品質へのダメージ発生を防ぐため、高級ワインなどの輸送に使用されている15℃を維持した定温コンテナで、通常の約3倍のコストをかけて現地から日本へ輸送しているとのこと。そして、日本に到着した後も工場で焙煎されるまで15℃に保たれた定温倉庫で保管され、厳格な品質管理を実践しているという。

 「トアルコトラジャ」は、アラビカ種のコーヒー栽培に理想的な条件を備えたインドネシア・スラウェシ島の山岳地トラジャ地方で産出されるコーヒー。かつて、アラビカ種の最高傑作として絶賛されていたトラジャコーヒーは、戦中戦後の混乱のなか、市場から消えていたが、キーコーヒーの手によって「トアルコトラジャ」として1978年に復活。今年3月で発売30周年を迎える。

 すでに昨年10月中旬以降、全国の百貨店、量販店のキーコーヒーショップおよびKEY COFFEE通販倶楽部で先行し、新生トアルコトラジャの各種製品を発売、好評を得ているとのこと。また、喫茶店、レストランなど外食向けの業務用製品も新生トアルコトラジャへの切り替えを進めており、さらに量販店など家庭用セルフ市場向けの新商品も「トアルコトラジャ発売30周年」にあたる、この3月から発売の予定だ。

 また、新生トアルコトラジャのPRのため、カタログやポスターなどの各種ツールを用意するほか、雑誌への広告出稿や広報誌などでも新生トアルコトラジャを特集してPRしていく考え。この春にはキーコーヒーホームページのトラジャページをリニューアルし、専用Webサイトを開設する予定。

[小売価格]567円~1029円

出典:マイライフ手帳@ニュース