2008年1月12日土曜日

ワインの実物ファンド初めて披露

ワインの実物ファンド初めて披露

ワインの実物に直接投資するワインファンドが、国内では初めて披露される。

SKネットワークスとハナ銀行は13日、国内初のワインファンド「韓国私募、グレートビンテージワインファンド2号」を20日に発売すると、明らかにした。

SKネットワークスではこれに先立って、先月30日の一日間、事前予約顧客30人に限って、同ファンドの第1号商品82億ウォン分を、非公開で販売したと付け加えた。

今年6月、ユリ資産運用の「グローバルワイン、神のしずくファンド」が国内初のワインファンドとして発売されたが、「グローバルワイン…」は、ワインそのものではなく、ワイン関連企業に投資するファンドだ。

約50億ウォンを募集する第2号ファンドの運用や管理は韓国投資信託運用、販売はハナ銀行、運営諮問は英国のアンパロ社が担当し、ワインの購買や保管はSKネットワークスが担当する。

フランス・ボルドーの最高級ワイン50種余りに集中的に投資され、5年満期で運用される。私募ファンドなので、投資家は30人前後と制限される。1200万本以上のワインを購入し、英国政府が運営するロンドンの保税倉庫で5年間保管してから販売し、収益をあげる構造だ。

「元本保証」という破格的な条件も掲げた。ファンドの清算後、最終価値が投資金額以下に下がっても投資家に元金を保証する支払い保障をすることを決め、11日のSK取締役会で決議したのだ。

SKネットワークスの関係者は、「高級ワインは中国やロシアなど、新興市場の富裕層の需要が増え、投資の見通しが明るい」とし、「私募ファンドとしてスタートしたが、公募ファンドへと発展することもありうる」と話した。

SKネットワークスは05年、ワイン事業チームを新設してワイン市場に参入し、昨年は、「エス-レジェロ」という自主ワインブランドを披露した。

出典:東亜日報