2008年1月12日土曜日

味とデザインを一新フルーツワイン誕生祝う/神奈川・伊勢原市

味とデザインを一新フルーツワイン誕生祝う/神奈川・伊勢原市

 伊勢原産のミカンと柿から生まれた2種類のフルーツワインが販売された。13日には伊勢原市役所で発表会が開かれ、関係者約60人が味とデザインが一新されたフルーツワインの誕生を祝った。

 フルーツワインは、農家代表やJAいせはら、市商工会、市小売酒商組合などの関係指導機関で構成する同市地域特産物研究会が、「フルーツの里・伊勢原」をアピールする推奨観光みやげ品にと、15年前から取り組んでいる。

 発表会では、同組合の小沼富夫副代表が大山山ろくで栽培されている「禅寺丸柿」の歴史を説明。また、醸造元のマンズワイン(株)長尾公明開発部長が「ミカンワインは、さわやかな酸味とフルーティな香りを引き出すために、早摘みミカンを原料に使い、特殊製法で仕上げた」と、おいしさの秘密を明かした。

 新しいラベルをデザインした、市内在住の鎌田絵里さん(23)には、同研究会の和田益典会長から記念品が贈られた。

 来賓として出席した長塚幾子市長は「伊勢原を代表する特産品に育ててほしい」と激励。同JAの山田信昭組合長も「安全・安心に自信を持って生産している。関係組織が一体となって取り組んでいきたい」と地域振興への抱負を述べた。

出典:日本農業新聞