2008年1月26日土曜日

福知山の地酒「大鬼」NYへ 大江のまちづくりもPR

福知山の地酒「大鬼」NYへ 大江のまちづくりもPR

 京都府福知山市大江町の地酒「大鬼」がニューヨークで27日に開かれる日本名門酒会主催のビジネス業者向け試飲会に出品されることになり、同銘柄の酒米作りに取り組む「大江で地酒をつくる会」のメンバーらがこのほど、同市役所を訪れ、高日音彦市長に「地酒とともに、鬼を生かした大江のまちづくりもPRしたい」と抱負を述べた。26日、米国に出発する。

 同会は画家や農業、公務員など大江地域の16人で結成。1996年に「地酒で地域活性化を」と、それぞれが所有する田約80アールで酒米「五百万石」を栽培し、宮津市内の酒造会社に醸造を依頼。毎年、地元の酒店で販売しているほか、2年前から米国にも輸出し、今年は日本食レストランなどから1440本の注文が来ている。

 フルーティな味わいと手作りの木版刷りラベルが特徴で、昨年、米国のワイン専門誌で「お勧めの日本酒」として高い評価を得た。今回、名門酒会が厳選した5銘柄の1つとして、試飲会への出品が決まった。

 市役所では大槻博路会長らメンバー4人と福知山観光協会大江支部の井上利徳支部長が高日市長に酒米作りの歩みや思い、観光PRへの意欲などを語り、激励を受けた。

 現地では、メンバーが顧客やレストランのオーナーなどとも意見交換する予定。

出典:京都新聞