2008年1月26日土曜日

バレンタイン 自分にごほうび

バレンタイン 自分にごほうび

厳選マイチョコ

 2月14日はバレンタインデー。たくさんの種類の上質なチョコが出回るこの時期、自分用のチョコレート「マイチョコ」を買う女性が増えているという。

 東京・新宿高島屋のカフェで17日、今月末から販売するバレンタイン向けチョコの一般客向けの試食会が行われた。約40人の来場者に振る舞われたのは、普段は売られていないオリジナルや海外ブランドのチョコ。

 飲みごろのワインを練り込んだものや、フルーツをちりばめたタイプなど、高級感を漂わせながら次々と登場するチョコを、携帯カメラで撮影する光景も見られた。

 実はこの試食会、男性へのプレゼントを選ぶというよりも、女性たちが自分用に買うチョコの品定めの場になっている。


百貨店「売り上げの半分近くに」

 高島屋のバイヤー、小野稲誉(とよ)さんは、「バレンタインの時期のチョコの売り上げの半分近くは、女性が自分で食べるための需要で占められています」と打ち明ける。この時期、ふだんは入手困難な海外のブランド物の品ぞろえを増やしたり、オリジナル商品を販売したりするため、チョコ好きの女性を引きつけるのだという。

 実際、試食会に参加した28歳の女性は、「高級チョコは、男性にあげるよりも、自分自身が食べたいと思う。特に時期限定のチョコがねらい目。自分用に5000円ぐらいまでチョコを買ってしまう。男性向けには1人1000円のものしか買いません」と話す。

 森永製菓(東京)が昨年12月、20~30歳代の女性412人に聞いたアンケート調査によると、バレンタインの時期に自分用に「マイチョコ」を買った経験がある女性は、69・7%もいた。

 男性や家族にあげたチョコを一緒に食べたことがある女性は89・6%で、その理由は「自分が食べたいチョコを選んだから」(78・9%)。

 また、「もらえるのであれば男性からチョコをもらってみたい」と思う「逆チョコ」願望を持つ女性は90・8%。

 海外では、バレンタインデーに、男性が女性にチョコレートなどを贈る習慣がある。東京都内の30歳代の女性会社員は、「ニューヨークに住む男性から、『逆チョコ』をもらい、うれしいと思った経験があります。日本でもこうした習慣が定着してほしい」と話していた。

出典:大手小町