USエアウェイズがワイン高級化 上客の期待に応える
ここ数年、経営難から経費削減に取り組んできたUSエアウェイズが、機内で提供するワインを高級化する。ワインの善しあしで航空会社を選択する客は少ないが、食事の質の向上と合わせ、機内サービスや特典を喜ぶ上客の期待に応える狙いがあるという。
USエアウェイズは2005年、アメリカン・ウエスト航空と統合。財政的な理由から、機内サービスの質を落としていた。
だが、昨年の利用客調査で、欧州路線のビジネスクラスで提供しているワインが10点満点のうち6.8点としか評価されなかった。これを反省材料として、欧州路線のビジネスクラス以上の上客に、オーストラリアのビール会社でワインも40種以上のブランドを持つフォスターズ社製のバーリンガーなどブランド・ワインを提供することにしたという。
年間購入量の50万ケースのほぼ半分をフォスターズから買い入れることにし、大量仕入れによる値引きで経費増を抑える。
数カ月前から、赤ワインでは安価なキャニオン・オークス・メルローに代えて、02年産シャトー・ソーブレイン・アレキサンダーバレー・メルローをサービスしている。白ワインはホーグ・フューム・ブランを05年産バーリンガー・ナパバレー・シャルドネにグレードアップする。
社内にはソムリエもワイン・コンサルタントもいないため、従業員に試飲させてワインを選んだという。
出典:MSN産経ニュース