2008年1月31日木曜日

セイコーマート初の道産ワイン 「トカップ赤白」販売開始

セイコーマート初の道産ワイン 「トカップ赤白」販売開始

 十勝管内池田町の町営十勝ワインの主力「トカップ」の赤白(各七二○ミリリットル)の販売が、コンビニエンスストア道内最大手のセイコーマート(札幌、西山政市社長)の道内外ほぼ全店で始まった。同社が道産ワインを扱うのは初めて。

 同社はグループ会社の食品・酒卸の丸ヨ西尾(札幌)と連携し、海外から直接買い付けた六十種類の外国産ワインを販売しているが、「道内企業として道産ワインを応援できないか」と考え、十勝ワインに話を持ちかけた。昨年十二月下旬から道内、埼玉、茨城の加盟店(二○○七年十二月末で千三十一店)の大半で販売を始め、価格は赤白ともに一本九百八十円。同社によると、年配客の反応がいいという。

 トカップは池田町が一九六七年に発売。ワイン数種類をブレンドした程よい酸味と軽快な味わいを特長とする十勝ワインの稼ぎ頭だが、近年は苦戦が続く。町ブドウ・ブドウ酒研究所は「道内くまなく店舗展開するセイコーマートで多くの客の目に触れれば、巻き返しのきっかけになるのでは」と期待している。

 セイコーマートは今月十五日、道と包括連携協定を結び、道産食品支援を打ち出したばかり。

出典:北海道新聞