2008年1月12日土曜日

ブドウ品質最高の出来6年続け1億円突破、ワインも次々と/岩手・花巻農協部会

ブドウ品質最高の出来6年続け1億円突破、ワインも次々と/岩手・花巻農協部会

 花巻農協ぶどう生産部会大迫支部の生食・醸造用を合わせたブドウ販売額が6年連続で1億円を突破し、2007年度の販売合計額は1億1788万円と部会設立以来、過去最高の販売実績をマークした。また、同地区で生産するブドウを原料としたワインが各種コンクールで入賞するなど、品質・実績とも最高のできに組合員や関係者らは喜びにわいている。

 今年度は少しでも高い価格で販売しようと、生産者から事前に出荷計画書を提出してもらい、先を見通した販売に加え、昨年に続き、袋詰め出荷に取り組んだ。さらに、2房パックの出荷を本格的に始めたことが、計画以上の販売を収める結果に結びついた。

 また、生食用品種の「サニールージュ」、醸造用品種の「ロースラー」の2品種が新たに加わり、全体的な底上げにもつながっている。特に05年から普及を進めてきた岩手県のブドウ奨励品種「サニールージュ」は初収穫を迎えて、徐々に生産量が伸びることが予想され、関係者の期待は大きい。

 松田英雄支部長は「エコファーマーの認定を受けている支部会員162人全員が安全・安心な栽培管理に努め、過去最高の取扱高を達成できたことは非常にうれしい。一層の飛躍を求めて取り組んでいく」と話し、来年度は1億5000万円の販売高を目標に掲げる。

出典:日本農業新聞