京畿道安城市は15日、安城ブドウ博物館(愛称「シャトー安」)の運営を、株式会社「イェヨンチャン」に委託するための契約を締結した、と発表した。
同博物館はこれまで、受益性などをめぐって論議を呼んでいた。
李東煕(イ・ドンヒ)市長は、イェヨンチャン社に対し「瑞雲山一帯の休養林整備事業と連携し、多くの人々が訪れることができるよう尽力する」ことを求め、これに対し同社のチャン・チャンイク社長は「ブドウの収穫が始まる9月初めの開館を目標とし、ブドウのサムパプ(野菜にさまざまな食材とタレを乗せ、ご飯と一緒に包んで食べる料理)など、オリジナルの商品を開発していく」と述べた。
同社はブドウ博物館周辺で、瑞雲山一帯のブドウ畑と連携し、体験型観光農園などを設ける「シャトー安バレー」を整備していくとしている。
米国のワイン生産者たちが集まっている「ナパ・バレー」などでは、ワイン産業だけでなく、体験型ツアーを実施することにより、世界から観光客を集めている。
ブドウ博物館の総事業費は約36億ウォン(約3億7400万円)で、展示室のほか、セミナー室、レストランなどが設けられる予定。
出典:朝鮮日報