自家栽培のブドウだけでワインを醸造、販売し今年で五周年を迎えた市内達布の「山崎ワイナリー」が、二十六日から今年分の製品の販売を始める。赤ワイン三種類と白ワイン二種類の全五種類は初の試飲会でも好評で、オーナーの山崎和幸さん(55)は「どれも心を込め、技術を尽くした自信作です」と話す。
同ワイナリーは二〇〇三年から出荷開始。節目の年の販売開始に先がけて二十四日夜、札幌市内のレストランで初めての試飲会「山崎ワイナリー五周年記念の会」を開き、取引のある酒販店関係者やファンなど二十二人を招待した。
今年発売するのは赤が「ツバイゲルトレーベ2006(たる熟成)」「ツバイゲルトレーベ07」「メルロー06」、白が「バッカス07」「ケルナー07」の五種類。試飲会参加者からは「土壌からのしっかりとしたミネラルが感じられる」などの声が上がり、好評だった。
山崎さんによると、〇六年、〇七年ともに天候に恵まれ、糖度の高い良質なブドウが採れたという。「今すぐ飲むのならバッカスとツバイゲルトレーベ(たる熟成)がお薦め。ほかは少し置いてもらえれば」と話す。
同ワイナリーは通常土、日曜と祝日のみの営業だが、二十六日-五月六日のゴールデンウイーク期間中は毎日営業する。営業時間は午前十時-午後六時(十一-三月は午後四時まで)。ワインの価格は七百五十ミリリットル入り瓶で二千二百円-二千九百四十円(税込み)。問い合わせは同ワイナリー(電)01267・4・4410へ。
出典:北海道新聞