2008年3月15日土曜日

食品偽装や輸入食品の現状学ぶ 県食品技術研が危機管理講演会

食品偽装や輸入食品の現状学ぶ 県食品技術研が危機管理講演会

 山梨県内の食品やバイオテクノロジー、ワイン関連のメーカーや大学関係者らでつくる県食品技術研究会(小宮山美弘会長)は10日、甲府・県工業技術センターで、食品製造における危機管理や事故防止に関する技術講演会を開いた。

 会員ら約60人が参加。食品表示などのコンサルタント事業のフーズラベリング&コミュニケーションズ(東京)の関健二代表が、食品偽装の現状と問題点について講演。昨年の食品の自主回収件数やJAS法などの違反事例を挙げた上で、偽装の直接原因と背景、食品表示で誤りの多い例などについて解説。表示ミスを防ぐポイントとして法的分類や適用法令の確認、表示記録の作成・保管などを挙げた。

 アジア食品安全研究センター(東京)技術顧問の佐藤元昭さん(北杜市)による、中国からの輸入食品の残留農薬の現状と課題についての説明もあった。

出典:山梨日日新聞