陶磁器試験場の研究を見て セラテクノ土岐展が開幕
土岐市肥田町の市立陶磁器試験場で11日、セラテクノ土岐展が始まった。18日まで試験場の本年度の研究成果などを展示している。
給食用に使われている高強度磁器のデザインを改良し、新たに「アウトドア食器」を提案。使い捨て食器と違い、環境に優しい磁器製品で“こだわりの時間”を過ごしてほしいと、おしゃれなワインセットやコーヒーセットを製作、展示した。
同試験場が美濃焼メーカーを対象に行った講習会の成果も紹介。商品開発を学んだ窯元は、カレーライス用食器や朝食用の器などの独自製品を並べ、生活提案を行っている。フードスタイリストやカメラマンが商品写真の撮り方を教えた講習会の様子も紹介され、地場産業振興のための多様な試みがうかがえる。
出典:中日新聞