2008年3月15日土曜日

地産ワイン商品化 室蘭の団体が15日試飲会 ブドウを栽培、800本

地産ワイン商品化 室蘭の団体が15日試飲会 ブドウを栽培、800本

 豊浦町の牧草地を借りてヤマブドウ栽培に取り組む室蘭の地産地消団体「アグリエコシステム・豊浦」が、ワイン「身土不二(しんどふじ)」を商品化した。十五日午後二時から室蘭市市民会館(輪西町)で試飲・内覧会を開き、市民にお披露目する。

 同会のメンバーは室蘭、登別の団塊世代の自営業者や大学生ら約三十人。二〇〇二年四月から豊浦町の牧草地跡約一ヘクタールで、ヤマブドウの栽培を始めた。

 自生樹と購入した苗を毎年それぞれ約五百本植え、現在では約四千本になった。週末に畑に通い、雑草取りなどに励んだという。トラクターやブドウ搾り器などもそろえ、畑の横にはトイレ、ログハウスを設けた。

 丹精込めた世話のおかげで収獲量を増やし、〇六年度には札幌の酒造会社に依頼して、三百七十五ミリリットル入りのワイン約五十本を試作。本年度はさらに収量が伸びたため商品化を決め、約八百本をつくった。身体と土は一体、との意を込めて「身土不二」と名付けた。

 代表代理の寄木清二さんは「甘酸っぱく、香りが良いワインができました。多くの人に味わってもらいたい」と話す。試飲・内覧会は入場無料。一本三千円で販売する。十六日からは室蘭市輪西町の「ぷらっと・てついち」内の酒店・松永商店で扱う。

 問い合わせは寄木さん(電)080・1893・5301へ。

出典:北海道新聞