2008年3月1日土曜日

発祥地の製法 グルジア流「クエブリ」白ワイン 池田町内で販売

発祥地の製法 グルジア流「クエブリ」白ワイン 池田町内で販売

 ワイン発祥の地とされる黒海東岸のグルジア地方に伝わる製法で、町ブドウ・ブドウ酒研究所が白ワイン「クエブリ2004」を三百本造り、町内の酒店で販売している。同研究所は「歴史のロマン香る濃厚な味わいは、ジンギスカンなどの肉料理と相性がぴったり」とPRする。

 「クエブリ」は陶器のかめの意味。同研究所が製造、発売するのは四回目になる。

 七千年にも及ぶ歴史を持つグルジア地方のワインは、クレオパトラも愛飲したという、豊かな味わいが自慢。伝統の製法は、ブドウを圧搾せずに果皮や種と一緒にかめにつけ込み、地中に埋めて発酵させる。同研究所は、二〇〇四年産のブドウで造ったワインを高齢者が焼いた「いきがい焼き」のかめに詰め、地下に半年間埋めた。

 熟成した黄金色のワインは、一般のフルーティーな白ワインと違い、皮から出た香りとコクが強い個性派。万人受けはしないが、意外とはまる人も多い。同研究所は「ワインに負けない、しっかりした肉料理などと一緒にどうぞ」。

 ワイン城のワインショップ十勝などでは、「クエブリ2002」も同時発売中。各七二〇ミリリットル、三千百六十七円。

 問い合わせは同研究所(電)015・572・4090へ。

出典:北海道新聞