2008年3月1日土曜日

有田焼ワインボトルキャップ銅賞 おみやげコン

有田焼ワインボトルキャップ銅賞 おみやげコン

 西松浦郡有田町の文八工房(篠原浩一代表)が開発した有田焼のワインボトルキャップ「セラミック・ワインキャップ」が国交省などが主催する「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2008」の職人技部門で銅賞と特別賞を受賞した。海外向けのおみやげ品として販路を拡大する。

 コンテストは日本の魅力が伝わるおみやげを外国人旅行客に売り込むため毎年開かれており、4回目。今年は全国で553件の応募があり、24件が入賞した。

 一度開栓したコルクを瓶にねじ込むと破片がワインに混じることがあったのが開発のきっかけ。しっかり密閉するためにポリエチレン樹脂をらせん状に加工。開けるときに持ちやすいように形状も工夫した。

 受賞品は一定期間、成田や関西、中部などの各国際空港で展示販売される。同工房は前回銅賞を受けた有田焼カップ酒の磁器製カップの製作も担当し、同コンクールでの受賞は2年連続。篠原代表は「販路拡大のチャンス。有田焼の技で日本の美しさを世界に発信できたら」と話す。

 模様は色絵の菊、ツバキ、イチゴ、ブドウと染付のブドウの5種類。いずれも1個1890円。同工房は電話0954(45)5050。

出典:佐賀新聞