丸紅とアサヒビール、中国でワイン生産販売事業へ 合弁会社設立
丸紅とアサヒビールは19日、1月末に中国江蘇省のビール会社富豪酒業と3社共同で合弁会社を設立し、現地でワインの生産販売事業に乗り出すと発表した。中国では生活水準の向上に伴いワインの消費量は年平均10-15%で増加しており、既に日本の約2倍に達した。今後も伸びが見込めると判断ようだ。
江蘇省南通市に設立した新会社「江蘇聖果葡萄酒業」の資本金は13億8000万円。富豪酒業が40%、丸紅とアサヒビールが30%ずつを出資している。新工場は8月の稼働を目指し、赤ワインを主に生産する。丸紅、アサヒや富豪酒業がそれぞれ南米からブドウの調達、醸造技術の提供、中国国内の販売網の活用などの役割分担でワイン生産販売事業の拡大を図っていく。
販売計画については、10月から江蘇省を中心に初発売し、販売エリアを上海市をはじめ長江デルタ経済圏へと順次拡大し、2013年に38億円の売り上げを目標としている。
出典:nikkei BPnet