中南米の香り夢二の彩り 岡山発リンゴジャム来月発売 ひるぜんワイン
農業生産法人ひるぜんワイン(真庭市蒜山西茅部、清水文明社長)は3月1日、BIZEN中南米美術館(備前市日生町日生、森下矢須之館長)などと連携して開発したジャムを発売する。岡山発のギフト商品として展開し、6次産業化の成功モデルを目指す。
菓子職人の粟野偉人子さんが2カ月の試作を重ね商品開発。「香りあふれるリンゴ」「焼いて深まるリンゴ」の2種類で、蒜山近隣で取れたリンゴ「フジ」を使った。
砂糖の代わりに、同館が取り扱うメキシコ産の竜舌蘭(リュウゼツラン)の樹液を濃縮した「マゲイシロップ」を使用。同館はひるぜんワインに原料を供給し、販促活動も支援する。
また、夢二郷土美術館(岡山市浜2丁目)の協力を得て、ラベルには、岡山県生まれの画家・竹久夢二が描いた「スプリング」と「雪の風」を挿し絵に使った。
各1500個の限定生産で、185グラム入り1050円。蒜山地区の主要4施設と両美術館のほか、インターネットでも販売する。
今後は蒜山のブルーベリー、真庭のあたご梨、新庄のさるなしなど、蒜山周辺の果物を使い、季節ごとの新商品を発売。3年後に6千万円の売り上げを目指す。
出典:岡山日日新聞