2008年1月13日日曜日

ワイン国際大会銀賞祝う/岩手・花巻市のエーデルワイン

ワイン国際大会銀賞祝う/岩手・花巻市のエーデルワイン

 花巻市大迫町の(株)エーデルワインが製造販売する「五月長根葡萄園」が、オーストリア国際ワインコンクールで2年連続の銀賞を受賞したことを祝う会が19日、同町で開かれ、ブドウ生産者ら約110人が出席した。エーデルワインの佐藤共成会長が「この大迫にブドウを奨励した国分謙吉氏が亡くなり50年。受賞できたのは生産から加工まで携わった皆さんがブドウ栽培に研さんした結果だ」と感謝し、今年の夏に同社が新発売したスパークリングワイン「星の果樹園 白」で乾杯し祝った。

 今年の「五月長根葡萄園2006」は、かんきつや新鮮な青リンゴを感じさせる果実香とさわやかで張りのある酸味が特徴の辛口。世界5大陸の31カ国から6109点が出品された世界で2番目に大きいコンクールで、この風味の国際的な価値が認められた。

 原料は地元大迫町でエコファーマーの認定を受ける農家が生産する「リースリング・リオン」を100%使用。農家・指導者・製造販売会社が三位一体となって仕上げた。

出典:日本農業新聞