2008年1月16日水曜日

妙高産エビの料理人気、上越

妙高産エビの料理人気、上越

 エビの「地産地消」はいかが―。上越市下門前のイタリアレストラン「トラットリア ラ・ペントラッチャ」が週末限定で、妙高市の「妙高ゆきエビ」を使った料理を提供している。客からは「甘みが違う」「新鮮でぷりぷりしている」と好評で、早くも「人気メニュー」となりそうな勢いだ。

 日本で消費されるエビの約9割は冷凍輸入品。妙高市の企業が昨年から販売を始めた「妙高ゆきエビ」は無菌の稚エビを屋内で薬品を使わずに養殖し、冷凍せずに出荷する。調理直前まで生きている新鮮さと、水槽の水流で運動させるため、引き締まった身が特徴だという。

 同店代表の高波利幸さん(39)がエビ養殖の現場を視察。地産地消を目指す店の方針と一致し、ヴァポーレ(蒸し料理)、フリット(揚げ料理)、ピッツア、ペペロンチーノの四品を創作し1、2月に「今月のおすすめ」として提供することになった。

 初めてメニューを出したのは3日。客に生きたエビを見せたところ関心が集まり、全員が注文した。「食感が違う」「香りがいい」と好評で、用意した約300匹があっという間に売り切れた。

 「生きたエビは非常に価値がある。ぜひ食べてほしい」と高波さん。1、2月の毎週木曜夜から提供し、なくなり次第終了する。新潟市の新潟伊勢丹にある姉妹店「イタリアンフード&ワイン ス・ミズーラ」でも1月の毎週金曜に提供する。

出典:新潟日報