2008年1月12日土曜日

全席禁煙店の≪自慢の料理と酒≫サラファン(神田小川町)

全席禁煙店の≪自慢の料理と酒≫サラファン(神田小川町)

ロシア人直伝のボルシチと800種のワイン

 神田駿河台下の「サラファン」((電話)03・3292・0480)は、創業40年のロシア料理の老舗。ロシア人の先代がリタイアし、現オーナー・戸田雅巳氏が店を引き継いだ20年前は食事中だけ禁煙に。さらに10年ほど前から全面禁煙にした。

 「狭い店ですので、ひとりでも吸われると周りが迷惑します。本当は最初から完全な禁煙にしたかったのですが、そういう時代ではありませんでしたから……」(戸田氏)

 料理は、前オーナー直伝の本場の味。特にボルシチ(900円)は逸品だ。ビーツの赤色にサワークリームが溶けた美しいピンク色のスープは、キャベツとジャガイモだけのシンプルなもの。しかし、濁らないよう手間ヒマかけて丁寧に取ったダシには、何十種もの野菜が裏ごしされて加えられている。さっぱりした口当たりながら、コクのある深い味わいが特徴。

 ランチは、このボルシチがすべてのセットに付く。

 また、米入りのロールキャベツ(1600円)やクレープ包みのピロシキ(500円)なども人気の定番だ。つまみなら、なすのトマトソース(600円)、ニシンのマリネ(800円)など。コースは3500円から。

 酒は、ウオツカ(グラス700円)のほか、800種そろうワイン(ボトル2800円~)目当ての客も多い。
 PM5:30~9(ラストオーダー。ランチもあり)。日祝休。

出典:日刊ゲンダイ