海産物の逸品、のどぐろ一夜干しと天使の海老
あけましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたか? 9連休を取り、今日から仕事始めという方も多いことでしょう。
わたくしは昨年とにかく忙しく、周囲から「少しは考えて仕事を受けてください」といわれてしまったほどでしたので、お正月はのんびりと過ごしました。
さて、年が明けてのお取り寄せは、海産物の逸品をいくつかご紹介しましょう。
まずは、「のどぐろ」から。体表は鮮やかな朱紅色で、目と口が大きな魚です。学名はアカムツといいますが、口の中から胸にかけてがまっ黒。そこで、のどぐろという通称で呼ばれています。脂がのった白身の高級魚で、煮ても焼いても美味。山陰地方や北陸では、冬に欠かせない味覚のひとつです。島根県浜田港沖で獲れたのどぐろを一夜干しにした、いそまる本舗の「旬干し」は、グリルやトースターなどで焼くだけと調理も手軽です。
もうひとつは、ニューカレドニアのきれいな海で育てられた「天使の海老」。やや青みがかった透明な姿形は美しく、甘みやうまみも濃厚です。刺身でもいただけますが、ゆでたり揚げたり焼いたりしたほうが、この海老のおいしさを堪能できるのではないでしょうか。殻が薄くやわらかいので、揚げると頭から尻尾まで丸ごと食べられます。
天使の海老を扱っている商社では、オーストラリア・タスマニア産の牡蠣「キャッツアイ・オイスター」も輸入しており、こちらも質の良いことで知られています。
洋食にも和食にも合う国産白ワイン、勝沼醸造の「アルガブランカ・クラレーザ」などを合わせて、次の3連休あたり、シーフードパーティーと洒落てみてはいかがですか。
お正月にごちそうを食べ過ぎてしまった方には、ツルリと喉ごしのよい「勝太郎麺」と、梅干し「慶びの梅酌」をどうぞ。温かい麺に仕立て、梅干しを少々加えると、さっぱりといただけます。
出典:朝日新聞