2008年1月13日日曜日

生産年度が広告と異なるワインに消費者がっかり

生産年度が広告と異なるワインに消費者がっかり

 ある大型ショッピングセンターで生産年度が広告とは異なるワインを販売し、消費者を戸惑わせていることが分かった。また広告に表記された有名ワイン評論家による点数も、実際とはかなり異なっていることも明らかになった。

 24日のCBS放送の報道によると、ソウル上岩洞にあるホームエバー内のワイン売り場の一部に「ロバート・パーカー」のワインコーナーを設置し、世界のワイン市場を左右するという評論家のロバート・パーカー氏が高い評価を与えたというワインを陳列・販売している。しかし高い評価を受けたというスペイン産「エルム・ベレマテ」は点数を受けた年度と実際に商品が生産された年度がまったく異なっていた。93点を獲得したのはこのワインの2003年産だが、実際に販売されていたのは2004年産。2004年産は点数も89点で、ランクそのものが低い。ロバート・パーカー氏による評価は90-95点が「傑出」、80-89点は点数別に「並み以上」「優良」「極めて良い」などとランク付けされている。この売り場で販売されていた13種のワインのうち8種は生産年度がまったく異なっていたのだ。

 事情はホームエバーのほかの店舗でも同様だった。中渓店では12種中9種、面牧店は18種中10種が広告内容と生産年度が異なっていた。他のスペイン産ワインも同様で、「パナローズ」は90点を受けた2004年産ではなく88点の2005年産を販売していた。同じくスペイン産の「バラオンダ・モネストレル」もワンランク低い2005年産を販売していた。

出典:朝鮮日報