道内5万8600人が新成人 各地で成人式
「成人の日」を前に十三日、道内各地で成人式が行われた。この日は一部で風雪も強まったが、新成人たちは大人の一歩を力強く踏み出した。
道教委によると、今年の道内の新成人は、資料が残る一九七三年以降最少の約五万八千六百人。市町村別で、最多は札幌市の二万九百五十七人、最少は網走管内西興部村の四人。
財政再建団体となって初の成人祭となった夕張市では、市の補助金が昨年打ち切られたため開催費用は全国から寄せられた昨年の支援金の繰越金を充てた。八十四人が出席し、安藤祐貴子さんが「財政再建団体になっても大切な故郷。これからはこのまちにできることを考えていく」と誓いを述べた。
またワインのまち、十勝管内池田町では新成人たちが二十年前に仕込んだ十勝ワインを味わい、門出を祝った。
十四日は札幌市などで式典が行われる。
出典:北海道新聞