島根ワイナリーが醸造開始
出雲市大社町の島根ワイナリーで、17日、県内産デラウエアを使ったワインの醸造が始まった。8月上旬には新酒として市場に出る予定。
この日は職員が39農家から収穫されたばかりのデラウエア2300キログラムを搬送機に搬入、実と枝を分ける機械を通ってプレス機で絞られた。工程が始まると周辺には甘い香りが漂った。絞った果汁は今後、酵母を加えて発酵させ、約1カ月間かけてワインとなる。
同ワイナリーでは生食用に県内農家が生産しているデラウエアを原料に毎年この時期にワインを醸造しており、仕込みは8月まで。今年は500トンのデラウエアを使用し、50万本(720ミリリットルびん)の新酒を計画している。
9月ごろからはマスカットベリーAや甲州を使った赤、白ワインの醸造が10月まで行われる。担当者は「今年のデラウエアは今のところ雨も少なく生育も順調。フレッシュでフルーティーなヌーボーが期待できそう」と話していた。
出典:毎日新聞