凍結状態は「上々」 池田 アイスワイン仕込み開始
町ブドウ・ブドウ酒研究所は19日までの3日間、自然に凍ったブドウで生産する「アイスワイン」の仕込み作業を行った。
収穫時期を遅らせて天然の状態で凍結と乾燥を繰り返し、糖度の上がったブドウを使う極甘口の高級ワイン。町千代田地区の畑で赤ブドウ品種「山幸」約1トンを気温の低い早朝に収穫し、約50キロずつ手作業の圧搾機にかけて果汁を抽出した。
搾った果汁の糖度は通常の倍以上の約40度。約1カ月かけてゆっくりと発酵させ、約800本から1000本分が仕上がる見込み。発売は来年度の予定。
同研究所では「アイスワインは、いかに凍結した状態で濃縮した果汁が取れるかが勝負。17日から低温となり、いい条件となっている」と期待している。
出典:十勝毎日新聞