ヒルズ展望台観光客で賑わい ラブラブムードの人には…
クリスマス一色に染まる街。すっかりデートの定番として定着した六本木ヒルズだが、今年のイベントはどうなのだろう。
六本木ヒルズのイルミネーションスポットといえば「けやき坂」。ブルーのイルミネーションと、立ち並ぶブランドショップ、そして坂の後ろに見える東京タワーの夜景が人気のスポットだ。
正面エントランス側のイルミネーションは毎年色を変えるスポットである(今年は赤)。一方、けやき坂は化粧品の「雪肌精」とコラボレーションしており、青っぽいイルミネーションだ。坂を下りきったところにあるTSUTAYAも、スターバックスが併設されて実はくつろげるスポットだ。
さて六本木ヒルズに初めて来たカップルの定番デートコースと言えば展望台「六本木スカイビュー」。今年夏には、水槽アートを陳列した「スカイアクアリウム」で話題を集めた。そのイベントスペースでは今、12月25日までの限定で「perrier bar」が開催されている。発泡ミネラルウォーターの「ペリエ」が提供するバーで、ペリエを使った珍しいカクテルが振舞われている。
しかし「シティービュー」は、クリスマス約一週間前の土日には、地方からの観光客や家族連れ、年配のグループなどであふれかえっていた。ペリエ・バーで注文したカクテルを窓際の席で楽しむことはできるが、もちろん席は常に一杯。せっかく席を取って二人の世界に入ろうとしているカップルも、後ろから夜景を撮るほかの客に気兼ねしてあまりゆっくりもできないようだった。二人で座ると色が変わるという光るクッション「ラブベンチ」というアート作品の展示も同時に行われているが、これも子供・グループ客の遊び場になっており、よほど面の皮が厚くない限りいいムードで楽しめそうではない。「東京観光」ならまだしも、二人でムードを楽しむにはあまり適さぬ場所かも。
一方、クリスマスイベントの中でかなりお勧めなのが「クリスマスマーケット」。森美術館の入り口をけやき坂のほうにすこし行った方、というわかりにくい場所にあるが、ただのイルミネーションに留まらず、「本場ヨーロッパのクリスマス」を存分に味わえる特設会場となっている。
イメージはヨーロッパの屋外クリスマスマーケットなのだろう。丸太小屋を模した出店ではそれぞれ、本場のドイツビールやドイツのおつまみ、暖かいグリューワインやアップルワインを楽しみながら、日本初出店だというドイツの超有名クリスマスショップ「ケーテ・ウォルファルト」のクリスマスグッズを買える。また大道芸人がパフォーマンスを行うこともあるなど、ちょっとしたサプライズイベントも用意されている。
ヒルズのブランドショップ巡りやイルミネーション観光に飽きた人は是非、絵本の中のようなクリスマスマーケットに浸ってみてはいかがだろうか。
出典:アメーバニュース