2008年1月13日日曜日

発泡性ワインの季節がやってきた

発泡性ワインの季節がやってきた

 発泡性ワインが好きな人は年間通して飲める飲み物だと思っている。しかし、普通の人は、やはり年末のものと考えているようだ。

 米国ワイン業界によると、発泡性ワインの半分は11月末の感謝祭から新年までの間に売れるという。米国の年間消費量(2005年)は1460万ケースだが、第4四半期には700万ケースが消費される。しかし、全ワイン消費量(2億9000万ケース)に占める比率はわずか5%だ。

 カリフォルニア州は国内消費量の59%を生産する。だが、多くの人は店頭に並んでいる発泡性ワインは外国製だと思っている。パーティー・ソース店のTJ・クリスティさんは「フランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインだけがシャンパンと呼ぶことを許されている。しかし、他の地域で作られた発泡性ワインの質が劣っているわけではない」という。

 買うときに注意したいのは「NM」か「RM」の表示を見つけること。NMは複数の農園のブドウを使ったもの。RMは1つの農園で栽培・収穫したブドウだけを使ったもので、原料から醸造までの管理が行き届いているのでお勧めだ。

 次にビンテージ(醸造年度)かノンビンテージかの区別。最近、ブドウの品質がよかったのは1999、96、90、85年。
ノンビンテージは複数年に収穫されたブドウが混ざっている。

 味は甘みの差で表示される。Naturalは超辛口。Brutは標準的な辛口。ExtradryはBrutよりは甘い。SecまたはDemi-secは甘口だ。

 泡の量や持続時間は品質の良否に関係ない。ただ、泡が細かいほど良質といわれている。

出典:MSN産経ニュース