2008年1月29日火曜日

年の市最高の人出 勝山で3万2000人

年の市最高の人出 勝山で3万2000人

 勝山市の伝統行事「年の市」(勝山本町通り商店街振興組合主催)が27日、同市の本町通りで開かれ、穏やかな天候の下、昨年より2000人多い過去最高の3万2000人(主催者調べ)の買い物客でにぎわった。

 市は江戸時代から続き、旧正月を前に、農家が副業で作ったわら製品などを売り出したのが始まりとされる。今年は昨年より7店多い53店が店開き。木工品や竹製品、民具、装飾品、食品を一斉に売り出した。

 伝統の防寒具であるゴザボウシなどの製作技術を受け継いでいる「むらの達人」が実演販売。市内のまちづくり団体も、地域再発見事業で開発した特産品「サバのなれずし」「エゴマ油」などを売り出した。

 市に合わせて、初めての「奥越前発酵まつり」(大野、勝山両商工会議所主催)も近くの勝山市民会館で開かれ、日本酒、ワイン、世界の発酵食などの展示、試食コーナーに人垣ができた。奥越を「発酵王国」として盛り上げるねらいで、3月には大野市で開く。

出典:読売新聞