冬の夜長を楽しむ、「キャンドルナイト」開催
“でんきを消して、スローな夜を。”環境NGO団体などのよびかけで始まった100万人のキャンドルナイトが、22日冬至の夜に各地で開催される。20時から22時の2時間いっせいに電気を消してろうそくの灯りで過ごそうというもので、夏至と冬至の年2回ずつ、今年で5年目を迎える。
たとえば、キャンドルの灯り1本で食事をしてみたり、子供たちに本を読んであげたり、アロマキャンドルでお風呂を楽しんだり、何もせず灯りを見つめたり。何をするかは自分次第なのだ。「いつもお茶をたてるときは15分しかかからなかったけど、ろうそくの灯りだけでやったら1時間かかりました。ゆっくりと丁寧に時間をかけてたてたお茶はとても美味しかったです。」とはある参加者の声。たった2時間ゆるやかに過ごすだけで、きっと何かに気づくはずだ。
そもそも“夏至”と“冬至”は、地球共通の日。地球のどこに住んでいても必ずやってくるその日を“キャンドルナイト”と決め、いつの日か地球全部で灯火のウェーブが広がることを願っているという。たとえば、フィンランドでは待ち遠しかった夏のはじまりを祝う“夏至祭り”があるほど盛大な日だ。
日本より緯度が高く日がさす時間もわずかなので、冬は長く1日中暗い日も多い。気候的な条件もあり、冬はもちろん夏でもキャンドルを灯すことが多く国民ひとりあたりのキャンドル消費量は世界一とか。
ここ最近日本でもキャンドルは身近なものになり、様々なものがお目見えしている。
NY発のライフスタイルブランド「STYLE MEETS PEOPLE」の直営店のオリジナルキャンドル。
ソイ(大豆)を主原料に植物性のオイル100%で作られたナチュラルキャンドルは着色料を一切使用せず、香りも天然由来のもの。煤がほとんどでないので、子供のいる家庭でも安心だ。キャンドルを使った後はグラスとしても使える“エコ”感覚も人気の秘密。おすすめは、お酒の香りをイメージしたシリーズ。
白ワイン、赤ワイン、シャンパンの3種類にあわせたパッケージは、コスメパッケージのようなデザインで女性に大人気。特にシャンパンはフルーティで上品な香りの人気商品。また、ミッドタウン内のショップでは、「SCENTED BAR」という香りを選べるバーカウンターがあり、好みのキャンドル(4つのシリーズ・19種類の香り)とグラスや陶磁器のホルダーとの自由なコーディネートを愉しめる。クリスマスプレゼントにもぜひおすすめだ。
出典:エキサイト